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月の池ブログ

上山市の民俗行事「加勢鳥」 2/11に開催!

月の池のある湯町地区には、12:25頃到着予定。
〈加勢鳥の歴史と由来〉
加勢鳥は、五穀豊穣・家運隆盛をもたらす歳神様の来訪行事で、「小正月に遠い土地からやってくる神の声によって一年の豊かさを祝う」という信仰から生まれたと考えられ、「御前カセ」と「町方カセ」が行われていました。
御前カセは、寛永年間に始まり、毎年旧正月の十三日、上山城に昇殿を許された高野村の若衆三人が、御前で加勢鳥を披露。御殿では新しい手桶と柄杓で加勢鳥に水をかけ、酒と銭一貫文でねぎらいました。
一方の町方カセは、十五日、周辺部の各村から集まった若衆が、商家の連なる町中の門々を歩き回り、出迎える町の若衆は裸になって手桶の水を争うようにかけ、町人たちは火伏せや商売繁盛を祈願してご祝儀を出し、酒や切り餅を振舞いました。

〈加勢鳥の楽しみ方〉
・手ぬぐいやタオルを巻く
ケンダイ頭部に新しい手ぬぐいやタオルを巻いて、一年の「家内安全」「商売繁盛」「火の用心」「五穀豊穣を願います」

・祝い水をかける
江戸時代の大火の際、火喰い鳥が空を舞い類焼させたように見えたことから、鳥に水をかける加勢鳥には火伏せの意味が込められています。
水にあやかって水商売の繁盛を願う行事としても大切にされてきました。
町の各商店・旅館では、商売繁盛・家内安全・火の用心を願って加勢鳥に水をかけます。どうぞご参加ください。
・加勢鳥の藁
神の化身である加勢鳥。そのケンダイから抜け落ちた藁は縁起物です。
加勢鳥の藁で女児の髪を結うと、黒髪の豊かな美人になると言われています。
※ケンダイ(加勢鳥)から藁を直接引き抜かないようにお願いいたします。
縁起物の藁は、加勢鳥から“抜け落ちた”藁です。
どうぞお持ち帰りいただき、大切に保管してください。